「重要なのは、何が適合なのかを法律で決めることでもなく、適合じゃないコトを排除するべきでもない。」21世紀のリベラル国ニュージーランド、同性愛改正法制定30周年Anniversary Exhibitions.

batop

ニュージーランドでは、同性愛カップルに対し、とても好意的な国かつ開放的で街中を歩いていても良くみかける光景だ。元々違法だった同性愛が、1986年には同性愛改正法が制定され16歳を超えた同性愛が合法化。さらには、2013年8月19日アジア・オセアニア地区では初の、世界では14番目となる同性婚が合法化された。そして、2013年同性婚を認める法律が可決された時に、ニュージーランドのモーリス・ウィリアムソン議員が行ったスピーチは話題になり知っている方も多いだろう。まずは、当時の素晴らしいスピーチを読んで頂きたい。

私の選挙区の聖職者にこう言われたんです。「同性婚を認める法案が通ったその日から、ゲイによる総攻撃が始まるだろう」と。ええと、ゲイの総攻撃って、なんなのかよくわかりません。

大勢のゲイたちがパーカランガ・ハイウェイを攻めてくるんでしょうか? それともガスかなにかが流れてきて、私たちを選挙区に閉じ込めてしまうんでしょうか?

カトリックの聖職者にも、私が不自然なものを支援していると批判されました。面白いですね。だって、一生独身、禁欲の誓いを立てた人がそう言うんです。まぁ、私には禁欲がどんなものかはよくわかりませんけどね。

永遠に地獄の業火で焼かれるだろう、とも言われました。間違いです。私は物理学の学位を持っています。自分の体重や体水分率を測って、熱力学の式で計算しました。もし5000度の火で焼かれたら、たった2.1秒で燃え尽きます。これはとてもじゃないけど永遠とは言えないですよね。

養子縁組についてひどい意見もありました。私には3人の素晴らしい養子がいます。養子縁組がどんなに素晴らしいか知っていますし、だから、そういう意見がくだらないものだとわかります。邪悪なイジメですよ。私は小学校の時から、イジメには屈しないと決めていますがね。

反対する人の多くは、法案が通ることで社会にどういう影響があるかに関心があり、心配しているんでしょう。その気持ちはわかります。自分の家族に起こるかもしれない「何か」が心配なんです。

繰り返しになりますが、言わせてください。

今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う二人の結婚を認めよう」。ただそれだけです。

外国に核戦争をしかけるわけでも、農作物を一掃するウイルスをバラ撒こうとしているわけでもない。

お金のためでもない。単に、「愛し合う二人が結婚できるようにする」この法案の、どこが間違っているのか。だから、本当に理解できないんです。なんでこの法案に反対するのかが。自分と違う人を好きになれないのはわかります。それはかまいません。みんなそんなようなものです。

この法案に反対する人に私は約束しましょう。水も漏らさぬ約束です。

明日も太陽は昇るでしょうし、あなたのティーンエイジャーの娘はすべてを知ったような顔で反抗してくるでしょう。明日、住宅ローンが増えることはありませんし、皮膚病になったり、湿疹ができたりもしません。布団の中からカエルが現れたりもしません。明日も世界はいつものように回り続けます。だから、大騒ぎするのはやめましょう。この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。

最後になりますが、私のところに、この法案が干ばつを引き起こした、というメッセージが来たんです。この法案が干ばつの原因だと。ええと、私のTwitterアカウントをフォローしている方はご存知かもしれませんが、パクランガでは今朝、雨が降ったんですよ。

そしたら、今まで見たことがないくらい、大きな虹が見えたんです。ゲイ・レインボーが。

これは、しるしに違いありません。あなたがもし信じるならば、間違いなく、しるしです。


結びとして、この法案に関わる全ての人のために、聖書を引用させて下さい。旧約聖書の申命記、1章29節です。

「恐れることなかれ」。

引用:huffingtonpost

奇跡のゲイ・レインボーがしるしとなり、感動的でなんとも素晴らしいスピーチである。そんな長い歴史の中で、同性婚が認められる国になったニュージーランド(オークランド)のART SPACEギャラリーでは「同性愛改正法制定30周年」を祝った「THE BILL: For Collective Unconscious」展が開催中だ。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるゆるの国、ニュージーランドで感じたコト。見たもの。出会ったヒト。を中心に発信。ちょっぴりでもニュージーランドに興味を持ってもらえたら幸いです。