『報道の自由度』ランキング5位にみるニュージーランドは、政治やメディア、環境においてもクリーンな社会。

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「ジャーナリズムというのは、誰かが望んだ印刷物ではなく、それ以外のものは広報だというような状態ではありません。本当は印刷をしてほしくないものを印刷することです」Jake Adelstein

 言論・報道の自由を主張する、フランスに本部がある国際NGO組織「国境なき記者団」は、2016年度の「報道の自由度」ランキングを発表し、1位フィンランド、2位オランダ、3位ノルウェー、4位デンマーク。そして5位にニュージーランドがランクインしたのである。

これらは、メディアの独立性、多様性、自主規制、検閲、法的枠組み、透明性、インフラに基づいた客観的な指数によってランキングが決まり、規制が少ないほどメディア報道の自由度が高いとされるのだ。

上位全てが北欧諸国であり、ニュージーランドは、25位のオーストラリア、72位の日本と大きな差を広げている。日本に至っては、大きく後退してようだ。理由としては、特定秘密保護法が施行されたことで「漠然とした範囲の『国家の秘密』が非常に厳しい法律によって守られ、記者の取材を妨げている」と指摘。原発や国防などの情報が国家機密により管理されているのが原因だろう。

また、アメリカに本部を置く国際NGO団体のフリーダムハウス(“報道の自由”を1980年から監視している組織)によると、報道の自由は民主主義の維持を通して、政治や経済の健全な発展に重要な役割を果たしており、最も重要なポイントは、メディアへの規制は世界の民主主義国家への侵略につながる懸念があることだと見解を示している。過去のフリーダムハウスの評価をみても、ニュージーランドは、新聞、雑誌やメディアでの報道の自由には最高評価がついている。

ニュージーランドがこれだけ上位にランクインできるのは、政治の透明性にも繋がっているのかと感じている。というのも、腐敗・汚職の防止に取り組む国際NGOのTransparencyInternationalが発表している腐敗認識指数では、政府や政治家の腐敗についての指標を示しており、ニュージーランドは2014年-2位、2015年-4位であり、政治での腐敗や汚職、癒着などが低く国家レベルでの透明性が高いのだ。

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政治の透明度が高いうという事は、メディア規制への圧力もなく報道の自由度に繋がるのかと思う。こういう事から、ニュージーランド国民の信頼や安心感を得ることに繋がり、幸福度が高くリベラルな社会を作り上げているのかと思っている。政治やメディア、はたまた自然において「クリーン」な環境を維持していることが、この国の最大の魅力かも知れない。

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