ニュージーランドのギャングがまさかの映画祭開催!?その真意とは。

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オードブルにワインと映画と聞いてギャングを思い浮かべる人はまず居ないと思いますが、、、ニュージーランドにもいくつかのギャング集団が存在している。

1970年代にニュージーランド先住民マオリ族を中心に結成されたギャング集団「ブラックパワー」が!?ウェリントンで映画際を開催するとの情報が!?

その真意について、ブラックパワーメンバーであるEugene Ryder氏が語っている。

「私たちが常に挑戦している事とは、私たちに対する人々の固定概念を崩すこと」

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(CAMERON BURNELL/ FAIRFAX NZ)

ブラックパワーはローカルの映画祭を通じてクリエイティブなアート分野への進出を考えているようだ。Wellington Black Power Film Festivalはウェリントン市内のParamount Cinemaにて11月開催予定で、この映画祭は危険な地域やコミュニティーを助けるためのチャリティー(Consultancy, Advocacy and Research Trust略してCart)主催で、ブラックパワーの役目はこの映画祭のサポートをする事だと。

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(FAIRFAX NZ)

上映内容としては、2013年の米国ドキュメンタリー映画「How to Make Money Selling Drugs」を含む4本の映画を予定。 (他には、Kiwiのチェスドラマを描いたThe Dark Horse、アフリカ系アメリカ人のドラマRaisin in the Sunと、前オールブラックスNorman Hewittの伝記映画、Making Good Men)

「映画は討論のためのツールである」

Cartへ$100の寄付をすると映画4本の鑑賞+ワイン、アペタイザーと司会進行型の討論会への参加ができる。

Matthew Cooke監督の「How to Make Money Selling Drugs」は暴力的で極めて利益の高いドラッグ産業の内情を垣間見ることができるようで、これについてRyder氏は

「How to Make Money Selling Drugsというタイトルにもかかわらず、実際にはドラッグ産業は非常に不安定で危険である。 」

「ドラッグを売って大金を稼ぐことはできても、最終的には悪い結果になる可能性がある。」

「我々(ブラックパワー)のルールはNO P」(薬物禁止。Pとは非常に純度の高いメタフェタミンのこと。)

「我々は外部からのプレッシャーでこれを決めた訳ではなく、正直もう十分だと実感したんだ。」

「メンバーの1人が、”それってつまり、俺のダチがドラッグをやってたら俺はそいつらとつるめないって事か?”って聞いてきたんだ。だからこう答えたんだ。 ”そうじゃない、俺らはドラッグを止めれるよう彼らを手助けしたいんだ。”ってね。」

29年間ギャングメンバーであるRyder氏曰く、「この映画祭は我々に対する多くの壁や偏見を壊すことのできる良い機会の一つである」と言っている。

Cart理事のJohn Wareham氏によると、「上映される映画は全てCartにより選定されており、4本全ての映画を鑑賞した人々は誰しもがこの世界を違った目で見ることができるだろう。そして、それによって彼らの人生に何らかの良い影響を及ぼすだろう。 」と。

元オールブラックスのHewitt氏もフェスティバルには参加し「映画の裏側について話すつもりでいる。そしてもちろん、全てのKiwiに起こり得るかもしれない深刻な問題についてのディスカッションにも参加する。」と言っている。

なかなか興味深いイベントなので、ウェリントンまで足を運ぼうか正直悩んでしまう。しかし一見、突拍子もない内容であるが、こういった過去にとらわれない取り組みやチャレンジというのは、歴史が浅く固定概念のないニュージーランドだからこそ出来る発想でありカルチャーなのかも知れない。とは言いつつも簡単なコトでもなさそうなので、トラブルなく映画祭が開催され良い形で進むのを願いたい。

引用:stuff

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