ニュージーランドは、日本と同じように環太平洋火山地帯に位置するため多くの温泉が存在し、先住民族マオリも昔から温泉治療をしてきたほど身近な存在である。
そして、ニュージーランドで有名な温泉地と言えばロトルアであるが、今回紹介するのはオークランドから北上すること車で3時間強、Bay of IslandsのPaihiaから30分弱の所に位置するWaiariki pools(Ngawha springs)である。ここの温泉は、色々な意味で覚悟と勇気が必要であるが、地熱温泉の硫黄臭が非常に強く、なんとも優れた効能がありそうな感じである。


Waiariki pools(Ngawha springs)の意味は?
マオリ語のWaiarikiとNgawhaを調べてみると、以下のような意味。
Waiariki(ワイアリキ)→温泉
Ngawha(ンガファ、ナファ)→地熱
入浴料が激安すぎる
通常の温泉施設だと20ドル以上するのだが、ほぼ野湯に近いため激安プライス。大人2名で入浴しても8ドルポッキリ。時間制限も無し。カウンターに人がいない場合は、木の穴にキャッシュを放り込むシステムが素敵である。

大人:4ドル
シニア:3ドル
13歳ー17歳まで:2ドル
5歳ー12歳まで:1ドル
4歳まで:無料
お風呂全てに名称と湯温度が表示。
お風呂は12+3つのぬるま湯(泥風呂)がある。それぞれに名称があり温度も表示されている。写真をみても分かる通り、熱湯風呂の罰ゲーム?ばりの高温度が多数あるのだ。天然であるがゆえ温度調整ができないため、毎日その日の温度が表示されている。低いもので39度。高いものだと50度も!?

まず、最初にびっくりするのが更衣室で、床が壊れているから要注意との張り紙が。とても綺麗とは言えない更衣室だが、ちゃちゃっと水着に着替えてレッツゴー温泉。

まずは手始めにbabyという可愛い名の割に45度ある湯へチャレンジしてみたところ、つま先だけでギブアップ。45度とは、こんなにも熱いモノだろうか、、、。他にも多数の人がチャレンジしていたが、全員つま先だけでギブアップしていた。

安パイな温度を探し39度のTANE MAHUTAへ。感覚的には、ちょっぴり熱めの湯で心地よい。湯色は黒で、硫黄臭の強さが半端なくブクブクと泡も出ている。体の芯から温まり、ロングドライブの疲労感や肩凝りがスっと抜けた感じがする。

泥風呂は、温度が低く水に近いぬるま湯。

広い敷地内に、湯船が点在している。


最終的には、泥風呂と39度〜41度の温泉を繰り返し入ることに落ち着いた。なぜなら、41度以上の湯は、つま先意外浸かる事が不可能だった。誰一人浸かっている姿を見なかったのだが、浸かれる猛者はいるのだろうか。しかし、個人的にはロケーションや穴場的な雰囲気が好きであった。
汚いのが苦手な人、熱いお風呂が苦手な人にはオススメできないが、ニュージーランドらしく、ちょっぴり変わった旅の想い出にオススメしたい温泉である。
まとめ
キャッシュ、水分、タオル持参。
NO石鹸、NOシャンプー、NO酒、NOタバコ。
洗濯しても硫黄臭がとれないため水着やタオルは捨てる覚悟で。
辺鄙な場所で病院などないため長湯注意。
シャレにならないほど熱いので、熱湯風呂ばりに友達を押さないように。
Waiariki pools(Ngawha springs) / 9:00-21:00 / 月〜日(祝祭日は要確認)
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